2010年11月21日日曜日

今度はカメルーン

先週1週間はカメルーン出張で、昨日やっとこさジュネーブに戻りました。これで、今年の出張は終了のはず。

カメルーンで撮った写真はこの1枚・・・。



ははは(汗)。最後の晩餐。出発前のルームサービス。


前回のハラレでは、英語圏の11カ国の保健省スタッフを、今回のカメルーンではフランス語圏の15カ国の保健省スタッフを集めて、NTD対策のための長期計画を策定するためのテクニカルサポートを行った訳なのですが、そりゃあもう大変な作業でした(汗)。

そもそも、アフリカ人は(アフリカ人に限りませんが)、「○○対策の国家計画をつくりましょー」と言っても、みんな日々様々な仕事に追われて、じっくりプランを練る時間もないし、どうやって作っていいのかも分からない。よって、実際に計画をじっくり作ってもらうには、一度保健省の担当者を缶詰にして、横に座って一々一緒にガイドしていかなければ、10年立っても国家計画はできず、国は動かず、患者はそのままだ、というアフリカスタッフ一同のアイデアにより、各ワークショップ、10カ国以上の国からオフィサーを集めて缶詰にしたのですが、この1週間で作業を終わらせるべく、保健省のみなさんが朝8時から夜深夜まで、必死にプランを練っている間に、ファシリテーターである我々は我々で、早朝から深夜まで、翌日の進行プランやガイド、書類などなどを練る、作る、話し合う、練り直す。。。みんな、へとへとでした。

カメルーンのワークショップでは、ハラレの英語バージョンをフランス語バージョンに直せばいいので、ハラレよりは順調に進んだのですが、1週間フランス語漬けで、特に予算計画担当のあたくしは、各国のオフィサーとそれぞれ、こちらのつたないフランス語と、向こうのつたない英語でコミュニケーションをとらねばならず、はっきりいって、フラストレーション!せめてもの救いは、予算計画ツール(エクセル)の数式(例えば、駆虫対象者数とか必要な駆虫剤数の自動計算)は万国共通であったこと(当たり前)。フランス語、本気でやらんといかん。

そんなわけで、どちらもワークショップも、缶詰となったホテルから外に出る時間はほとんどなく、カメルーンにいたっては、19時にワークショップが終り、急いでシャワー浴びて、上記の海老ディナーを部屋でかきこんで空港に向かい、出国、という悲しいスケジュールで、全く街を見られませんでした。

あ~、疲れた。後は年明けまでは、メールと電話で、各国をフォローアップしていくことになります。まだまだ、責任もって頑張らねば。汗。汗。

この週末は、たまった洗濯物して、最近めちゃめちゃはまっております『げげげの女房』オンライン視聴(きっと違法です、てへ)で感動の涙を流しつつ現実逃避しながら、明日から別のミーティングでやってくるベトナム保健省スタッフの手助けで、彼らが発表する肝蛭症のプレゼン校正中。食品由来寄生虫はMy babyですから、俄然力入りやす!

いや~、それにしても『げげげの女房』たまらんなー。なんてったって、我が両親の故郷は水木しげるさんと同じ鳥取ですので、母が結婚して遠い遠い東京に旅立つのは、あんなんだったんだろうと、感情移入しながら見ております。じいちゃん、ばあちゃんも心配であっただろうに。小さい頃は、鳥取までの新幹線もないし(今もないけど)、特急電車の長旅で東京から鳥取まで帰ったもんです。

2010年11月1日月曜日

ハラレよりご報告。

再び出張でハラレ(ジンバブエ)に来ています。

ホテルの部屋からの眺め。窓がきちゃない・・・。あ、うちの窓よりましか。





昨日はホテルに着くや、どうしても体を動かしたい熱が高まって、スニーカー持ってこなかったんだけど(重いんだもの)、アフリカ人の同僚に笑われつつ、普段履きシューズのままホテルのジムに直行。そしたら、ランニングマシーンは壊れてるし、自転車マシーンも壊れてる...。それでも唯一生きていた山登りマシーンと、壊れた自転車マシーンを漕いで、筋力トレーニング機器を使って、一汗かきました。

ジュネーブに戻ったら、普段履きもできる(つまり出張に履いていける)ランニングシューズ買おー。

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ところで、なぜハラレから報告か、という疑問もありますが、実はだんなさんであるところのNamさんが、これまで大学院卒業後日本の某大学でポスドクしていたのですが、幸運にもスイスのETH(国立工科大学)の教員ポジションを得ることができまして、先週月曜からスイスに異動しております。アインシュタインの母校です。先日知ったんだけど、ETH、ノーベル賞受賞者の数、半端ないです。スイス、やるなぁ。

といっても、チューリッヒなので、ジュネーブから電車で3時間の距離ではありますが、時差なし!ですし、これまでの8年(?)の付き合いで一番近い距離なので、素晴らしい進歩であると言えるでしょう。週末会えるし、電話でいつでもしゃべれます。

なによりも、彼にとっても非常にチャレンジングなポジションなので、本人がわくわくしていて、嬉しい限りです。私より安定した雇用体系だし・・・(苦笑)。

真面目に頑張ってれば、神様がご褒美くれるもんだなぁ、と実感する今日この頃です。

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今日は、明日から始まるワークショップの準備で、アフリカチームのメンバーはみんなお馴染なので、ちょっと気楽です。現在コンゴに赴任中のS先生(我が部局のアフリカの地域・国事務所で唯一の日本人)なんか、最近会議が多いせいか、2週間おきに会ってるくらいです。先々週はジュネーブで一緒に寿司食べました。また2週間後にも会う予定。

今日の目標はプレゼンと、開発中のアフリカ用プログラム予算見積もりツール完成。ではでは。