2009年6月29日月曜日

歩いてフランスへ。

土曜日、秘書さんに誘われて、フランス国境を渡った向こうにある町 Ferney Voltaireで行われるという音楽フェスティバルへいってきました。

ちなみに秘書さんはフランス側に住んでいます(私のボスもフランス在住)。
我が家(正確には居候宅)から町までの地図を書いてくれたので、張り切って徒歩で挑戦。

なんのことはない、国境まで徒歩で10分くらい。

ジュネーブとフランス側のFerney Voltaireの間には、ジュネーブ空港と高速道路が走っているのですが、空港の真横を、高速道路を大きくまたがっていく歩道橋がかかっていて、そこをてくてく歩いて、さらにトンネルがあるので、その歩道もてくてく歩いていくと、そこに国境がありました。

この歩道橋がいたく気に入ったので写真を撮ろうとしたら、カメラにメモリーカードが入っていませんでした(号泣)。

で、普通に歩いて国境をわたろうとすると、ばっちり止められ、まぬけな私はパスポートは辛うじて持っていたものの、ジュネーブに住んでいるという証拠物を一切忘れ、愛嬌だけでなんとか通してもらったのでした。次回からはオフィスIDを忘れないように・・・。


そしてたどり着いたFerney Voltaireはとても可愛らしい町で、待ち合わせまで時間があったので、町を物色して回り、「ここに住みたいわぁ」と1人感動に浸るのでした(なぜなら、日本で気になってた某フランス製バッグが半額以下の値段で売られていたため。えへ)。


ちなみにフランスの物価はジュネーブのそれより断然低く、スーパーに行ってみて、肉魚の安さに感激しました。毎週土曜日に買出しに来ようと心に誓いました。これでベジタリアン脱却です。



音楽フェスティバルは年に1回の催しだそうですが、小さな町のあちこちでオーケストラあり、ジャズあり、子供たちの演劇あり(国際色豊かな子供たちです)、アフリカ料理あり、アジア料理あり、焼き鳥&アサヒビールあり。これが延々と深夜まで続くのでした。音楽はもちろんすべて無料。

小さい子供たちもみんな、おとなしく真剣にオーケストラに聞きほれているのが印象的でした。




で、今日こそは、あの国境上の風景を写真に収めよう、と、カメラ片手に夕方ジョギングに繰り出したのですが、国境上の歩道橋に立っていざシャッターを押すと、再び

「メモリーカードがありません」

のメッセージが・・・。あたし、頭悪ーーーーっ!


ってなわけで、写真は次週に期待。

2009年6月28日日曜日

First week

赴任地1週間目が終了。

この1週間は、ボスと久しぶりの再会を果たし、論文なんかで名前だけはよく見ていたけれど初めて出会う、そしてこれからはチームメンバーとなる先輩・同僚たち全員と挨拶を交わし、頑張ってみんなの名前を覚え(る努力をし)

銀行口座を開いたり、物件を見に行ったりしながら

あとはひたすら、我がチームが取り扱っている全ての感染症について把握すべく、お勉強。そして、毎日ボスから1時間ほどレクチャーを受ける、という、なんだか大学にいるときとそれほど変わらない時間を過ごしました。なんだか、再び修士号をとりに留学してきた気分・・・はは(苦笑)。でも新しいことを知る喜びに、脳が踊っています。




労働環境は、自分の上司によるところが大きい、とはよく聞きますが、1週間目にして他の同僚たちの部局内の問題などを小耳に挟みながら、自分は恵まれているということを再認識する毎日です。

というのも、わが上司は陽気なイタリアーノですが、自分が期待(予想?)した以上に細々とお世話をしてくれるだけでなく、責任ある仕事をまかせる気満々(に見えます)であれやこれやを特訓してくれたり。毎日感謝の日々です。あとはもう自分次第。やったります。

同僚たちもみんな良い人ばかり。うちの部署は、欧米系ではイタリアンマフィアと呼ばれるイタリア人たちが幅を利かせていて、他にはスペインやシリア、ロシアなど、アジア系ではインド、フィリピン、日本、韓国など。ちなみに秘書さん以外のほぼ全員はmedical doctorか研究者(scientists)。




そうそう、機関内に日本人会的なものがあり(恐ろしや・・・)、そこから突然(!)回ってきた日本人リストを見ていたら、なんと高校時代のクラスメートを発見!!! Guess who!

彼女は特に仲良し、というわけではなかったんだけれど、帰国子女で当時からとても聡明で明るく活発で、特にお友達グループを作るわけでもなく、いつも1人で凛として、誰からも尊敬されていたような素敵な女性で、私も密かに尊敬していた人で。ハーバードでMPHを取ったことは知っていたので、同姓同名の名前を発見した瞬間、これは!と確信して、思わず内線で電話して、二人で「え~~~!!」って感動の電話再会をしてしまいました。

世界は狭いのです。


よっしゃ、がんばるぞ~。

2009年6月21日日曜日

ジュネーブ1日目

時差ぼけにより(しつこい)、20時就寝、5時起床、という恐ろしく健康的な生活を送れております。このまま早起きを続けていきたいです。なにせ、ジュネーブの朝は早く、オフィスも8時オープンなので。


Rさん、今週末はフランスで休暇ということで、わたくしは1人のんびり、ジュネーブ第1日目を過ごさせていただきました。


4時間ほど、ひたすらジュネーブの街を探索してまわり、地理を把握。ジュネーブ、小さいです。

レマン湖


偶然通りかかった2つのスーパーを訪れ、買い物しながら、価格を比較。物価は東京より高く、最初はびびります。卵12個で500円とか・・・チキンも東京の倍以上・・・ついにベジタリアンとなる時が来たか?! しかし、よくよく探してみると安いものもあること判明(ちゃんとスーパーのバジェットブランドもある)。安心。お米も購入。

それから、Rさんのおうちでは、リビングルームで、1本しかないLANケーブルを使って先着1名がインターネットを使える仕組みとなっているのですが、なにせ無線インターネットに毒されているわたくし。電気屋を発見し、無線ルーターを購入し、早速勝手にRさん宅に無線インターネット環境を整備してみました。快適です。これでベッドの上でも風呂でもトイレでもネットが使えます。いぇい。

それにしても、フランス語をまじでやらんといかんです。がんばろぅ。

ジュネーブ到着

昨日ジュネーブに到着しました。

コペンハーゲンからジュネーブ空港に到着して驚いたことは、入国管理局がなかったこと。パスポートを見せるチャンスが全くないのです。思わずインフォメーションカウンターに行って聞いてしまった・・・。なんでも、Shengen協定なるものを結んでいるヨーロッパの国々の間の移動では、入国管理がいらないらしい。つまり、コペンハーゲン入国のスタンプが、Shengen協定国への入国スタンプとして機能するということ。ふむふむ。でも、スイス入国のスタンプほしかったなぁ。。。


ジュネーブにおける家探しは相当難しく(家が足りていないらしい)、数ヶ月ホテルに滞在して家探しをしている人も少なくない、等の噂を聞いていたのですが、幸運にも、知り合いの知り合いのRさん(ジュネーブ在住)から「家が見つかるまで良かったらフラットをシェアしませんか」とあまりに素敵過ぎるオファーをいただき、お言葉に甘えて、Rさんのおうちにお邪魔しております。持つべきものは、友達の友達!

Rさん、到着早々、お忙しいのにランチまで用意しておいてくださいました。感激(泣)。Rさんのおうちは、Rさんの職場の裏。とっても閑静な住宅街であります。おうちには、グランドピアノがあります。バスタブもあります。窓からは山が見えます。

おうち周辺。緑がいっぱいです。




ヨーロッパの夏は日が長く、22時頃まで明るく、朝も6時には明るくなります。
しかしわたくし、時差ぼけにより、夜8時になるともう睡魔に襲われ、就寝・・・。昨夜は、Rさんは接待のため帰りが遅い日だったのですが、Rさんを待たずに爆睡してしまいました・・・(汗) 

2009年6月19日金曜日

コペンハーゲンより

ジュネーブでの新たな生活の幕開けに伴い、ブログも心機一転してみました。
頑張って更新したいと思います。

JPOは派遣前にコペンハーゲンのUNDPでブリーフィングを受けなければいけないので(ここに、JPOを管轄する人事担当の多くがいる)、コペンハーゲンに2泊しました。


コペンハーゲンは、とても可愛らしい街です。
まず、空港の床が木材でできています。街並みも、まるで映画か絵本の中に出てくるように美しく、歩いているだけで癒されます。人々もみなお洒落です。国連スタッフすらもお洒落です。








道路が広く、町中に自転車レーンがあって、本当にたくさんの人が自転車で通勤・通学しています。その自転車がみな、またおしゃれです。日本のようなママチャリはありません。街のいたるところに、無料の貸し自転車も置いてあり、すきなところで借りて、別のパーキングに返す仕組みとなっているそうです。




同じ日にコペンハーゲンでブリーフィングを受けるJPOが他に3人いました。1人は日本人で、これからパキスタンへ、1人はフィンランド人でラオスへ、もう1人はノルウェー人でこれから一緒にジュネーブの同じ事務所へ。その4人で前もって連絡をとりあって、同じホテルに滞在し、到着後すぐの夕飯を一緒に食べました。

時差ぼけで食欲がなかったため、私はフィッシュスープ。魚介類の風味が濃厚で美味しかったです。スカンジナビア全体に共通の料理だそう。作り方を習いました。





最後に、コペンハーゲンには「世界3大がっかり」の1つである人魚姫の像があります。ちなみに残る2つの「世界3大がっかり」は、シンガポールのマーライオンと、スコットランドのネス湖のネッシー。後者2つは既に見たので、残る1つも制覇せねば!と、1人で街散策がてら、人魚姫を見に行きました。


じゃじゃーん。






全然がっかりしないわよー。十分可愛らしいと思いました。

スーパーマーケットで買った夕飯用のサラダのほうが、よっぽどがっかりだったわよ・・・。


コペンハーゲン便りでした。