2009年11月27日金曜日

若葉マークとカンガルー

みなさま、ご無沙汰だす。いかがお過ごしでしょうか。
ここんとこ、仕事が次々と山のように降ってきて、更新遅れておりました。

ある先生に先日言われたました。「若葉マークつけて、いきなり高速道路を時速120キロで走らされている感じ」。そう、わたし(笑)。まさにそんな勢いですが、赴任後半年たって、やっと自分の立ち居地が見えてきて(遅い)、仕事にも勢いが出てまいりました。

しかし、忙しいのにはもうひとつ理由があるのです。はい、「あんた、まだこの期に及んで勉強するかー」と失笑が聞こえてきます。そうなんだす。実は先月から2つ目の修士号をとるべく、某大学の通信制で学んでおるのです。つまり、昼休みも夜も週末もお勉強することになっている(でも、なかなか進みませぬ、汗)。

人様の健康を預かるお仕事をさせていただく(といっても、限られた一部の世界の人様の健康なわけですが)にあたって、基本からしっかり公衆衛生について学びなおして、胸をはれるようになりたい、と思ったわけです。特に熱帯感染症中心なんですが。

仕事しながらの勉強はかなりハードではあるけれど、すでに知っていることが多いのと、仕事でまさに使っていることばかりなのとで、頭にすんなり入ってくる。面白いです。なかなか進んでないけど。2年で卒業できるように頑張るのだ。

まぁ、そんなわけでバタバタしているのですが、しっかりバドミントンとテニスには毎週行ってます。

よく遊び、よく学べ。

んで、明日から1泊、電車でパリまで足を伸ばしてみます。朝5時起きで、片道4時間。


BTW、今夜の夕飯はすごいよ。スーパーのゲテモノコーナーで見つけたカンガルーだよ。レアステーキ。カンガルーは、脂身が少なくて、赤みのお肉で、美味でした。次はどんなゲテモノに挑戦しようかなん。

2009年11月16日月曜日

ワクチンは金曜日に。

オフィスをシェアしている同僚の子供2人がインフルエンザ(ただし季節性)に罹ったという。

ちなみに母上である同僚は、すでにインフルエンザワクチンを受けているので、ぴんぴんしています。

あいにく先週の水&木曜日は、ある大きなステークホルダーミーティングのサポートをしていたため、ほとんどオフィスに戻ってこず、安全だったんだけれど、金曜の午前中にやっとサポートが終わってオフィスに戻って、とっても危機感に襲われまして。「こうやって、おしゃべりしている間に、明らかにウイルスが飛んできてるよな~(汗)」と。

ぴんぴんしている彼女だけれど、明らかにウイルスは撒き散らしているでしょ。どうりで、前のオフィスとその隣のオフィスから、やたら咳きとクシャミが聞こえてくる・・・(苦笑)。

そんなわけで、金曜の午後一番に、インフルエンザワクチン(季節性。H1N1ではありません)をオフィスのクリニックで受けてきました。ついでに、そろそろ打つことになっていた2度目の肝炎ワクチンも一緒にぶさりと打たれました。

で、インフルエンザ自体への感染はおそらく免れたものの、副作用の微熱&頭痛&関節痛&倦怠感で週末はやられました。頭いたいよー。

もちろん、インフルエンザにかかった高熱にうなされる事を思ったら、全然ましです。

前回の黄熱病ワクチンもそうだったんだけど、ワクチンはやっぱり金曜に打つのがいいね。土日ひたすら寝てられますので。てへへ。だんなさんにご飯も作ってもらって、掃除もしてもらって、感謝感謝でありました。

2009年11月9日月曜日

雪山

日曜日は朝から快晴で、山に登りたいっ!という欲望を満たすべく、『ジュネーブ周辺ハイキングガイド』を引っ張り出し、比較的難易度の低い手ごろなハイキングコースを選んで、登山ルックで、フランス側の山岳地帯Juraへと車を走らせました。

ジュネーブからすぐ傍に見えている山々なんだけど(山好きの同僚は、いつでも山にいけるように、敢えてJuraの山の麓に住んで、毎日ジュネーブへ通勤してます。)、今日の目的コースは、車でくねくね道を1時間ほど行き、一山超えたところにある。

その一山のこっち側(ジュネーブ側)はまだ雪降ったことないんで、なーんにも考えずにハイキング気分満々で行ったんだけど





一山超えると、そこは白銀の世界・・・





雪山じゃ、ハイキングなんかできないわ~(泣)、って訳で、敢無く退散。ドライブだけしてジュネーブに戻ってきました。タイヤ、つるつる滑るし。

なるほど。ハイキングは夏山だけなのね。う~、来年の春までお預けかぁ。あと、そろそろウィンタータイヤにタイヤ交換せねばならんってことにも、はじめて気づきました。人件費の恐ろしく高いジュネーブだから、タイヤ交換も高そうだなぁ・・・しょぼん。

それにしても、冬は何して遊ぼっかなぁ。

2009年11月8日日曜日

Annecy

Pembaから戻ってきたジュネーブには、だんなさんだけでなく、嬉しいことに、JPO同期のSちゃんも、別機関ではありますが、ジュネーブ本部に赴任してきたのでした。ほんとに嬉しいわ~。

私がジュネーブに到着したばかりの頃は、Rさんのお宅にステイさせてもらったり(なにせ、ジュネーブは家探しが本当に大変です)、お家探しのヒントをもらったり、色々お世話になったもの。今度は私がお手伝いさせてもらう番だい!ってことで、ジュネーブ到着早々の先週は、Sちゃんには我が家にステイしてもらっていたのでした。やっぱり家に帰って誰かがいるって、いいよね~。共同生活、楽しみました。

で、とりあえず仮の住まいを見つけたSちゃん、新居へ移っていかれたんだけれど、その新居が我が家の目の前。わ~い。


というわけで、昨日はそんなSちゃんも含めた3人で、車を飛ばして30分あまりのところにあるフランスの町Annecyへ。生憎の雨で、ものすごく寒かったけれど、可愛らしいお店をたくさん物色して、ランチにフランスといえば、のそば粉入りクレープも食べて、なかなかの週末第1弾となりました。







ついついベトナム料理のテイクアウェーで足が止まるあたし。



ちなみに、Annecyの紋章(?)はこれなんだけど、なぜお魚なのか分からず。なんでだろー。大きな湖があるからかな。

2009年11月7日土曜日

プロデューサーと俳優

先週木曜にジュネーブに戻りました。戻ってきたら、町中の木が紅葉して秋模様で美しいです。気温は冬だけど。

ジュネーブに戻ってから、やたら時間のたつのが早く、更新が滞っております。きっと一番の理由は、だんなさんが訪ジュネーブ中だから。



ところで、今日、同じ部局の大先輩が面白い話をしてくれました。


どこの職場でも同じでしょうが、うちの機関で働く人々にも2種類の人種がいると。


片方は先輩曰く「Refrigerator Staff」

自分では決して流れを作らない。決して自分からは動かない。
普段は冷蔵庫の中にひっそり隠れてる卵のような存在。特に食べるものがないときに「なんか食べるもの無かったっけな~」と冷蔵庫を開けると、そこにひっそりとたたずむ卵。「あ、こんなところに卵あったんだ~」と発見され、突然スポットライトを当てられ、夕飯の主役になる。俳優さん。
常に周りが作る流れを待って待って、流れが来たら、うまくそれに乗っかる。
だから、敵は作らず、しかし流れも作らず、自らは何も変えず。でも、やたら名前は表に出る。


もう片方はいわゆる「Producer」

自分から流れを作る。いわばプロデューサー的存在。自らストーリーを作り、舞台をデザインし、台本を作り、配役を決め、台詞を与え、全ての流れを作り上げ、最終的に望むアウトカム(結果)へと導いていく。
この世界、出る杭は打たれるもの。当然敵を作る。そして、常に裏方なので、表に名前は出ない。でも、自分は知ってる。全ての流れを作ったのは自分だっていうことを。


政治です。同じ部局の先輩たちや鳩山さん、小沢さんの顔を思い浮かべながら、ふむふむと聞いてました。
ちなみに大先輩は後者。戦ってます。