2009年11月7日土曜日

プロデューサーと俳優

先週木曜にジュネーブに戻りました。戻ってきたら、町中の木が紅葉して秋模様で美しいです。気温は冬だけど。

ジュネーブに戻ってから、やたら時間のたつのが早く、更新が滞っております。きっと一番の理由は、だんなさんが訪ジュネーブ中だから。



ところで、今日、同じ部局の大先輩が面白い話をしてくれました。


どこの職場でも同じでしょうが、うちの機関で働く人々にも2種類の人種がいると。


片方は先輩曰く「Refrigerator Staff」

自分では決して流れを作らない。決して自分からは動かない。
普段は冷蔵庫の中にひっそり隠れてる卵のような存在。特に食べるものがないときに「なんか食べるもの無かったっけな~」と冷蔵庫を開けると、そこにひっそりとたたずむ卵。「あ、こんなところに卵あったんだ~」と発見され、突然スポットライトを当てられ、夕飯の主役になる。俳優さん。
常に周りが作る流れを待って待って、流れが来たら、うまくそれに乗っかる。
だから、敵は作らず、しかし流れも作らず、自らは何も変えず。でも、やたら名前は表に出る。


もう片方はいわゆる「Producer」

自分から流れを作る。いわばプロデューサー的存在。自らストーリーを作り、舞台をデザインし、台本を作り、配役を決め、台詞を与え、全ての流れを作り上げ、最終的に望むアウトカム(結果)へと導いていく。
この世界、出る杭は打たれるもの。当然敵を作る。そして、常に裏方なので、表に名前は出ない。でも、自分は知ってる。全ての流れを作ったのは自分だっていうことを。


政治です。同じ部局の先輩たちや鳩山さん、小沢さんの顔を思い浮かべながら、ふむふむと聞いてました。
ちなみに大先輩は後者。戦ってます。

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