2010年6月10日木曜日

我がハーフ祖国に帰郷

先週の日曜からハノイにきております。出張です。

なんと!2年ぶりのハノイ。相変わらず、元気です。どこもかしこも、人ばかり(とはいえ、人口密度は日本のほうが全然上なので笑えませんが)。2年の間に、新しい建物がいっぱいできています。KFCも増えてます。ロッテリアまであるよ。マクドナルドはまだないけど。

夜10時でも、すごい人。みんな、どこ行くの?


初日から大雨に降られて、洪水で川となった道を、モーターバイクという名の船で渡ってホテルに帰ったり。

週の半分以上は保健省下のマラリア・寄生虫研究所でお仕事しているのですが、この研究所は我が故郷といっても過言ではなく、寄生虫チームのみんなはまさに我が家族。この人たちがいなければ、博士論文も完成しなかったし、そもそもあんなにう○こを集められませんでした(検便ね)。特に半年間は、ほぼ毎日一緒だったし、地方にもよく一緒に行って、役人たちと杯を交したもので(これをしないと、仕事が進まない)。

当時は学生だった私が、一丁前に社会人?として戻ってきて、みんなも初めはびっくり、そして大喜び!東南アジアに初めて来た、というアメリカ人コンサルタント(ドナーの)と、まだまだ英語のつたない保健省スタッフとの間を、アメリカン英語からアジア英語へ通訳しながら(時に、それをさらに誰かがベトナム語へ訳す)、うまく間を繋げているかな。


ランチは、研究所で大好物のBun Cha。


私の仕事は保健省へのテクニカルサポート。ドナーが誰であろうと、いや、むしろドナーがいようといまいと、保健省をサポートするのが私達の仕事。この人たちのためにも、ベトナムのためにも頑張るぞ、と、時差ぼけの頭をこれ飲んで回転させています。リポビタン・・・ハニー?いかにも体に悪そうですが(苦笑)、背に腹は変えられぬ?病は気から。


昨晩は宿題がいっぱいあったので、持ち帰りご飯。これで100円。



みんなで予算計画を立てるために、過去の活動をリストアップしているんだけれど、この作業、国民性が出る。とても真面目で細かく、ルールがある時はルールにかっちり従うベトナム人(運転はめちゃくちゃなのになぁ)。「大まかに四捨五入して、その値段言って」と行っても、すごーーく細かいユニットコストをきっちりきっちり入れないと気がすまない(苦笑)。いや、すごく良い国民性なんだけどね・・・作業がなかなかすすまーん。さらに、識字率も96%、データがたくさん揃ってるベトナム、なーんにもないアフリカの国々とは全く別の作業になって、面白いです。

金曜日、あと1日がんばるぞ。

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