2009年7月19日日曜日

ヘルメット

昨日は、めずらしく雨が降っていました。
そこで朝、残念だけれど1週間ぶりに自転車を家において、歩いてオフィスへ向かいました。
いつもの通勤路を歩いていると、雨はすぐに小降りになりました。
自転車で通勤しているインド人さんが横を通ったのを目で追いながら「なんだ、私もやっぱり自転車にすればよかったなー」とふと思ったとき・・・

突然その彼が横道から出てきた車に撥ねられました。

自転車の彼は、自転車ごと3メートルくらい飛びました。

"Oh my god..."


思わず道路を渡り、自転車の彼の元へ。轢いた車の運転手のお兄ちゃんも、おろおろしながら車から出てくる。ちょうど反対側を走っていた車からも女性が出てきて、駆け寄る。

不幸中の幸いにも、轢かれた彼は意識もあり、動くこともできました。
でも、頭の後ろに大きなタンコブができていて、べっとりとした血がついていました。

すぐに救急車とパトカーを呼び、轢いた兄ちゃん、目撃者の私と反対車線を車で走っていた女性(どちらも同じ機関スタッフ)は、轢かれた男性(彼も同じ機関のスタッフだった)の元に残りました。

轢かれた彼曰く「普段はちゃんとヘルメットを被っているんだけれど、今日はたまたまヘルメットを忘れたんだ・・・」

結局救急車が来たのは30分をとおに過ぎた頃。轢かれた彼は、鞭打ちのケースを首にされて、救急車で運ばれていきました。

轢いた彼はお巡りさんたちと残り、目撃者の私と女性は現場説明をした後に、轢かれた彼の壊れた自転車を持ってオフィスへ。

轢かれた彼が、無事に戻ったと連絡をくれるのを心から待っています。



あの事故にあっていたのは、もしかしたら私だったかもしれない。同じ時刻に同じルートをヘルメットなしで自転車で毎朝通っている私。とても重要なレッスンを学びました。

実はおとといの夜、「自転車用ヘルメットを一応買っておこーっと」と思い立って、仕事帰りにお店に寄ったのだけれど、心に響くものが見つからず、買わずに帰ってきたのでした。

でも、今朝早速もう一度駅前のデパートへ行って、今度はちゃんとヘルメットを買ってきました。サイズが合わないから、どうしても子供用になっちゃうのよね・・・。

左が買ったもの、右は居候先の家のオーナーのもの。

2 件のコメント:

  1. 大変な事故でしたね。無事に回復されることをお祈りします。
    日本では自転車でヘルメットという文化はあまり浸透してないですが、子どもにかぶせてる親は結構いるなあ。
    大人はなんとなく大丈夫だろうって思ってしまうことがありますが、やっぱり気をつけないといけないですね。
    それにしてもオーナーのヘルメット、かわいい。

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  2. >ayanoちゃん

    びっくりしました。ヨーロッパでは、自転車は自動車と同じ扱いをされ、車道を自動車と同じルールにのっとって走らなくてはいけないので、ちゃんと走れる人じゃないと、結構危険です。ジュネーブ市内は、色んなところに自転車レーンが作ってあるんだけれど、それでも自分の身は自分で守らなければいかん、っていうことを改めて学びました。ちなみに、オーナーのヘルメットも、正確にはオーナーの子供のヘルメットです(笑)。

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