出張で、昨晩ワシントンに到着しました。ただいま朝6時半。
今回の出張はひとり。しかも、初あめりか。
飛行機は長かったにも関わらず、フラットシートで根っころびながら、貧乏根性丸出しでひたすら映画を見みまくってたら、寝る間もなく、あっという間に到着しました。
ダラス空港に到着したのが、20時半くらい。アメリカは荷物のチェックが厳しい、と言われていたのですが、全然なし。な~んだ、と思ったのもつかの間・・・別のところでザ・USAの洗礼を受けることになりました。
イミグレーションが長蛇の列。最初は15人くらいのイミグレ・オフィサーが数百人のお客さんを裁いていたにも関わらず、列がすすまん!で、1時間ほどたって、やっと残り100人くらいになったところで「10時だからシフト終了」といって、2人を残してイミグレ・オフィサー全員が、突然帰り支度始めるじゃないですか!!!
15の列にみーんな並んでいるのに、完全無視。こっちは「おいおい!」と突っ込むも、残る2つの列に殺到する以外に道なし。ここで、せっかく終わりが見えていたWaitingがまた振り出しに・・・(号泣)。
もう時差もあり(ジュネーブ時間の深夜3時)へとへとだっちゅうのに、イミグレ・オフィサー、いちいち、対応する客(?)とおしゃべりかましてるし・・・。おい!いいから、さっさと終わらせろっ!
みんなで怒り心頭・・・だったんだけど、それまで怒っていた人たちも、イミグレ・オフィサーの前に行くと、世間話して声上げて笑ったりして、それまでの怒りも忘れて「ばいば~い」と去っていく・・・。アメリカ人の不思議なパワーを見ました。
・・・と出だしは怒り心頭で「もうアメリカになんか来るもんか!」と思っていたのですが、その後は、その思いを新たにする出来事が3つ。
1)その1
さて、やっと荷物を取って外に出たのが22時半。聞きづてに、市内に出るバス停に来ると、殺到する乗客に対して、バスの運ちゃんが「レディーファースト!」と叫び、先の通してくれました。レディーでよかった。
2)その2
バス代は4ドルだったんだけど、50ドル札しかもっていなかった私。バス内では、両替できんという。が~ん。また外に出て、両替してくれる場所探すなんて、やだよ~、疲れたよ~、と頭の中で叫んだ瞬間、運ちゃんが
「誰か、50ドル、この子に両替してあげられるやつ、いるか~?」
と大声張り上げると、なぜか黒人ばっかりだった乗客のみんなが、必死に財布の中を探してくれて、結局丁寧に両替してくれたのでした。助かりました。まじで。
3)その3
やっと市内に到着したのが23時半。右も左も分からん私に、また運ちゃんが「どこ行くの?」「チャイナタウンにホテル予約してあるの」「じゃあ、そこのメトロのエスカレーター下って、グリーンラインで1駅だよ!」
そしたら、乗客の1人だった黒人のおじちゃんが「僕も同じホームに行くから」とガイドしてくれた。切符買う自販機の前で、意味わからず佇むと、おじちゃん、「チャイナタウンまでは1.4ドルだよ。ここにお札入れるんだ」と言って、複雑に見える自販機のボタンをかちかち押して、切符かって、つり銭渡してくれた。
そしたら、電車が来た音がして、2人で走って。おじちゃんは反対方面に乗るはずだったんだけど「この電車に乗って、2駅目を降りるんだよ!Good luck!」笑顔でばいばいしてくれたのでした。
初日の結論・・・アイ・ラブ・アフリカ。違う?
飛行機の中で見た映画の二つがアフリカものだったし、持ってきた本もアフリカに関する本(『ルポ資源大陸アフリカ』)で、頭の中がアフリカンだったときに、アフリカ系のみなさんのHumanityに出会って、イミグレーションで荒んでいた心が癒されました。
さて、お仕事へ乗り込んできます。向かう先はUSAID。ホテルから徒歩圏らしいので、お散歩しながら行きます(ホテルが中華街の真ん中で、疲れていたのが、醤油のにおいをかいで吹っ飛びました)。
今夜はお友達の知り合いの方に、明日の夜は、だんなさんの赴任でNYに来ている幼稚園・小学校の同級生ちーがDCまで会いに来てくれるので、15年ぶり?もっと?の再会。最終日の夜は、今月からたまたまDCで仕事を始めた友人Franciscoに会うのだ。
だから、仕事も頑張るのだ。ではでは~。