2011年10月21日金曜日

ちょっとした間違いで。

と標題に行く前に・・・。

いつも、朝目覚めて、(超低血圧なので)寝ぼけたままPC開いて、色々いじくっているうちにだんだん眼が覚めてくる、という毎日なのですが、今日もそれをベッドのなかでやってて、たまたまブログの設定にいったら、「スパムコメント」のリストなるものが出てきた。

勝手にフィルターがかかっていることも存じ上げませんでした。しかも、そこに引っかかっていたコメント8つ、どれもスパムではなかった!!! すごく昔のポストにいただいたコメントばかりだったけれど、感動のコメントに、寝ぼけながら、いまさらウルウルしたりして・・・(照)。

コメント書いたのに、なぜか掲載されなかった皆様(言っちゃうと、MIWくん、なまはげさん、しゃかとちゃん、hanaeちゃん、ayalaughちゃんでした。。。) 大変失礼いたしました。。。今度からはこちらもちゃんとチェックいたします(っていうか、スパムフィルター、いらないんだけど・・・)。

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さて、標題。

ハプニングが絶えない今日この頃。今週はこんなことがありました。

私がしこしこデータを分析して(ま、たいした分析じゃないんだけど)作ったファイルを、某パートナー(某有名大学です、日本じゃないです)が勝手にあたかも自分たちの功績のようにウェブサイトに掲載していた。それも、私的には、まだ完成してないし、公にするクリアランスも取れていないから、公になっては困るデータ。

もう一回データと数式を全部チェックして、図表も改善しようと思ってたんだって・・・。今、出されちゃ困るのよ、とほほ。

掲載されているエクセル表のプロパティーに行くと、ちゃんと作成者が私の名前になっている。それはだめでしょ。彼らは某財団から同じ目的のために巨額のファンドをもらっているので(今回初めて知ったよ)、私としては、むしろ彼らには彼らなりのデータ分析をしてもらって、私のデータと比較して、よりよいものを作る、ということをして欲しかったのに、ちょっとがっかり。

地域事務所の担当者以外とは決してシェアしなかったファイルなので、彼らがどこでそのファイルを入手したかすらも謎なのですが、犯人探しには興味なし。ただ、掲載前に許可さえとってくれればよかったのに。クリアランスが終わるまで待ってもらえば問題なかったし、もしかしたら掲載できる形でデータを提供できたかもしれないのにな。ちょっとした間違いで、そのプロジェクトの担当者(相当名の知れた研究者の方なのです)の研究者人生が大きく狂う可能性がでてきてしまいました。個人の問題ではなく、機関と機関の今後の提携に関わる大事に発展しつつあるので・・・。ちょっと、ここまでいっちゃうと、可愛そうだな・・・。

自分も、ますますデータの扱い、他人とのコミュニケーションに気を使おう、と大変良い教訓になりました。これからはデータにはちゃんとロックかけます。自分のため、というよりも、誰かの人生をこんなことで狂わせないために・・・。

2011年10月15日土曜日

チームワーク。

あらっ、気づいたら、9月は一度も日記を更新しませんでした。生きてます。

更新する時間がなかった、というよりは、次から次へと色んなことが起きて、ゆっくり文章にして振り返る心の余裕がなかった、というのが実態であります。

前半。チームが再編成され、これまでのボスの仕事(疾患別の戦略を作るようなテクニカルな仕事)に加え、新しいボスの仕事(国家プログラムがちゃんと回っていくようなシステムを構築・改善するオペレーショナルな仕事)もすることになりました。

でも、突然のチーム変え、その裏にある部内政治、等等により、なんかチーム全体、というよりもシニアスタッフたちの間がぎすぎすしていて。自分は直接的には関わっていなかったんだけれど、それでも、周りの部内政治に巻き込まれそうになっては、「傍観者、私は私の仕事をやるのみ」というスタンスを守ろうと努力して、疲れた!大人たちよ、部下が仕事に専念できる環境を作っておくれよ!

そして、ストレスを解消すべく、週末ごとに山に繰り出していたという・・・。

Lac de Charvin, Annecy, France





Lac blanc, Chamonix



右のギザギザの山がグランドジョラス。




Mont Mussy & Mont Mourex, France
 
この日は山じゃなくて、平坦な森を20キロ以上歩きました。

このかぼちゃ、一個一個に値段がついてた。勝手にお金を置いて、持っていってよいシステムらしい。







一時は、「もうこんな職場、やめてやる~」って思ったことすらあったけれど、ある時思った。

自分とは仕事のやり方の違う人、口ばっかりの人、気分屋で意味もなく人に当たる人、そんな人たちって、どこに行ってもいるんじゃないかな。よく言うよね、どこの組織も構成員の8割は、怠け者。で、残りの2割が必死に働いて成果を出している、って。きっと、ここを逃げ出して他に行っても、一緒だろうと。

で、思ったのです。私たちは、大波、小波が次々とやってくる大海を小さな小船で渡っているんだ、と。

どんぶらこ~。どんぶらこ~。

チーム6人。口だけの人もいる。頭でっかちな人もいる。四角定規な人もいる。みんな、悪気はない。自分のキャラをうまくつかって、この6人を上手にまとめて、沈没せず、痴話げんかが出ないようにして、みんなで向こう岸に渡っていけるようにするのが、私の今のチャレンジなんではなかろうか、と思った。

重要なことは、みんなが同じ向こう岸(目的地)を見ていること。

同じ目的地を目指して、それぞれが役割分担をして、お互いを助け合って、口が上手い人は口を上手く使って、分析が得意な人は、そうじゃない人の分まで分析を手伝って、細かい仕事が得意な人はみんなの分まで緻密な作業を担って、向こう岸に着こうじゃないか。

新しいチームに移ったのをチャンスと捉えて、もうちょっと頑張ってみようと思った。

投げ出すことはいつでもできる。ただ、投げ出す前に、この機会を1つチャレンジを乗り越えるいいチャンスと捉えて、やってみようと思った。

松下幸之助曰く
「この世に起こることは全て必然で必要、そしてベストのタイミングで起こる」

そして後半。新しいボスの性格をまだ見極め中。前のボスは、アイデアを出せば、何でも「わんだふぉー!」って聞いてくれたけれど、あまりにも簡単にOKが出るので、ちょっと物足りなかった・・・Oo。。( ̄¬ ̄*)

今度のボスはとても頭の切れる人だけれど、基本的に否定的で、石橋をものすごくたたく人っていうイメージ。

Only the things that are very simple can work. Something complicated never work.

と彼が言っていたので、企画を出すにも、ここ数週間は、とにかくデータを分析して、頭を練って、煮詰めて煮詰めて、イメージをできるだけシンプルにして、「これならシンプルだから、動く!」と視覚化して提案する、の繰り返し。今のところ、

"hum… interesting. Please continue."

と言われているので、それを続けています。ただし、私はすぐに裏を読もうとしてしまう人間なので、彼が本心で言っているのかどうか、をまだ見極め中・・・。

とりあえず、新チームがチームとして動き出し、手探りながらも

○ みんなが同じ目的地を見つけて、一丸となっている
○ チームメンバー各自が、それぞれの強みと弱みを認め、強みを生かしあえる
○ とにかく情報共有しあえる
○ そして、最終的にチームとして求められた以上のアウトカムを出せる

チーム作りのために、そして、自分としてもこのチームでこれこれのアウトカムを出した、と言えるものを出せるように、しばらく試行錯誤してみたいと思います。