2011年10月15日土曜日

チームワーク。

あらっ、気づいたら、9月は一度も日記を更新しませんでした。生きてます。

更新する時間がなかった、というよりは、次から次へと色んなことが起きて、ゆっくり文章にして振り返る心の余裕がなかった、というのが実態であります。

前半。チームが再編成され、これまでのボスの仕事(疾患別の戦略を作るようなテクニカルな仕事)に加え、新しいボスの仕事(国家プログラムがちゃんと回っていくようなシステムを構築・改善するオペレーショナルな仕事)もすることになりました。

でも、突然のチーム変え、その裏にある部内政治、等等により、なんかチーム全体、というよりもシニアスタッフたちの間がぎすぎすしていて。自分は直接的には関わっていなかったんだけれど、それでも、周りの部内政治に巻き込まれそうになっては、「傍観者、私は私の仕事をやるのみ」というスタンスを守ろうと努力して、疲れた!大人たちよ、部下が仕事に専念できる環境を作っておくれよ!

そして、ストレスを解消すべく、週末ごとに山に繰り出していたという・・・。

Lac de Charvin, Annecy, France





Lac blanc, Chamonix



右のギザギザの山がグランドジョラス。




Mont Mussy & Mont Mourex, France
 
この日は山じゃなくて、平坦な森を20キロ以上歩きました。

このかぼちゃ、一個一個に値段がついてた。勝手にお金を置いて、持っていってよいシステムらしい。







一時は、「もうこんな職場、やめてやる~」って思ったことすらあったけれど、ある時思った。

自分とは仕事のやり方の違う人、口ばっかりの人、気分屋で意味もなく人に当たる人、そんな人たちって、どこに行ってもいるんじゃないかな。よく言うよね、どこの組織も構成員の8割は、怠け者。で、残りの2割が必死に働いて成果を出している、って。きっと、ここを逃げ出して他に行っても、一緒だろうと。

で、思ったのです。私たちは、大波、小波が次々とやってくる大海を小さな小船で渡っているんだ、と。

どんぶらこ~。どんぶらこ~。

チーム6人。口だけの人もいる。頭でっかちな人もいる。四角定規な人もいる。みんな、悪気はない。自分のキャラをうまくつかって、この6人を上手にまとめて、沈没せず、痴話げんかが出ないようにして、みんなで向こう岸に渡っていけるようにするのが、私の今のチャレンジなんではなかろうか、と思った。

重要なことは、みんなが同じ向こう岸(目的地)を見ていること。

同じ目的地を目指して、それぞれが役割分担をして、お互いを助け合って、口が上手い人は口を上手く使って、分析が得意な人は、そうじゃない人の分まで分析を手伝って、細かい仕事が得意な人はみんなの分まで緻密な作業を担って、向こう岸に着こうじゃないか。

新しいチームに移ったのをチャンスと捉えて、もうちょっと頑張ってみようと思った。

投げ出すことはいつでもできる。ただ、投げ出す前に、この機会を1つチャレンジを乗り越えるいいチャンスと捉えて、やってみようと思った。

松下幸之助曰く
「この世に起こることは全て必然で必要、そしてベストのタイミングで起こる」

そして後半。新しいボスの性格をまだ見極め中。前のボスは、アイデアを出せば、何でも「わんだふぉー!」って聞いてくれたけれど、あまりにも簡単にOKが出るので、ちょっと物足りなかった・・・Oo。。( ̄¬ ̄*)

今度のボスはとても頭の切れる人だけれど、基本的に否定的で、石橋をものすごくたたく人っていうイメージ。

Only the things that are very simple can work. Something complicated never work.

と彼が言っていたので、企画を出すにも、ここ数週間は、とにかくデータを分析して、頭を練って、煮詰めて煮詰めて、イメージをできるだけシンプルにして、「これならシンプルだから、動く!」と視覚化して提案する、の繰り返し。今のところ、

"hum… interesting. Please continue."

と言われているので、それを続けています。ただし、私はすぐに裏を読もうとしてしまう人間なので、彼が本心で言っているのかどうか、をまだ見極め中・・・。

とりあえず、新チームがチームとして動き出し、手探りながらも

○ みんなが同じ目的地を見つけて、一丸となっている
○ チームメンバー各自が、それぞれの強みと弱みを認め、強みを生かしあえる
○ とにかく情報共有しあえる
○ そして、最終的にチームとして求められた以上のアウトカムを出せる

チーム作りのために、そして、自分としてもこのチームでこれこれのアウトカムを出した、と言えるものを出せるように、しばらく試行錯誤してみたいと思います。

11 件のコメント:

  1. そうそう、そうなのー。

    どこに行っても色んな人がいて、自分が気の合う人とだけお仕事できるわけじゃないものねぇー。でも、その分、気の合う人や自分を伸ばしてくれる人に出会ったときにその貴重さに気づいて感謝も貪欲にもなれると思うし、難しい人と出会ったときには、その状況を自分がどう扱っていくかで色々学ぶことができるよね! 振り返った時に、「あれは必要だったんだ」って思えるとしたら、成長できているんじゃないかな。

    「重要なことは、みんなが同じ向こう岸(目的地)を見ていること。」

    チームで動く時、これ、すごく重要だと思う。
    同じ目的地を共有しないで どんぶらこするのは大変って、つくづく感じます。

    とはいえ、今の私の職場は「同じ目的地を見ているかどうか」を考えるのはタブーな感じ。。

    割り切りとあきらめない心の絶妙なバランスでどんぶらこしていきたいと思います★

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  2. 夫婦のパートナーシップでも同じようなことなのかもなあって最近思うよ。自分と同じ、あるいは、似ている、っていうところにかまけてコミュニケーションを怠っていたけど、なんてことはない、それぞれがそれぞれの想いで動いていて今まではそれが奇跡的にかみ合っていたけど、プロジェクトが変わればそうじゃなくなることも出てくるんだなあって。

    どんな職場でもどんなパートナーシップでも、他人を尊重しつつ自分を殺さず、そしてプロジェクトを成功させていく、っていうのは、チャレンジングなことなんだろうね。そして、自分に必要なタイミングでそういうチャレンジがやってくるよね。

    応援してるよー!

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  3. >しゃかと嬢

    「割り切りとあきらめない心の絶妙なバランス」って、いいね、うけた(笑)。

    『船頭多くして船山に登る』というように、本来あるべき姿は、チームのトップはビジョンと目的地を示し、参謀がルートを決め、残る船員が必死に、それぞれの位置で自分のタスクに邁進する、なんだろうと思うんだけれど、どんなに船員が優秀でも、トップが目的地を示してくれなかったら、船はどこにも着かないわけで。

    ある程度、試行錯誤と努力をして、全く目的地が見える可能性を感じられなければ、それはもう、新しい船に乗り換える潮時ではないかと思います。よっぽど、何かの義理でもあって、「この船と一緒に沈む」っていうのとか、或いは「一生目的地なんか考えずに、どんぶらこしているのが心地よい」(こういう人がたくさんいる)っていうんなら、別だけど。結論は、あなたの決断(メールの件ね)はGood decision!ってことです。

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  4. >Ayanoちゃん

    おー、たしかに!夫婦のパートナーシップもそうかもね!将来見てる先は同じで、でもなにせ船頭も船員も合計2人しかいないから、時には片方が参謀になり、片方が船頭になり、大波小波を乗り越えていくんだもんね。

    今日は仕事で、グローバルレベルのパートナーシップについて考えていたんだけど、人間と人間が1つのプロジェクトに一緒に関わるっていうのは、どれも同じかもしれない。イニシアチブを取る人がいて、その意を汲みつつ、参謀として戦略を固める人がいて、あとはみんなが、それぞれの強みを生かして補い、サポートしあって、目標に向かうと。

    次は、どうやって、船頭になる人とか、参謀になる人とか、船員になる人とか、性格?の違いが発達していくんだろう、っていうことにまで興味がでてきます。Ayanoちゃん、ぜひ研究してください!

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  5. 仕事に対する態度に関する記述には、毎度、勇気をもらうと同時に、尊敬の念を抱かずにはおれません。
    誰だって、考えてないつもりではないはず。
    でも、漠然と頭の中で考えていることは、揺らぎがち。
    こうして言葉にできるところ、あるいはその努力をしているところが、アヤ・ヤジマの強みだと思うわ!
    私もがんばらないとな。

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  6. >翠

    アヤ・ヤジマって!フルネームで光栄であります(笑)。そうそう、文章にしないと忘れるでしょ。私も自分に言い聞かせたいこと、忘れてないけないことは文章にしたり、図にしたりして、何度も振り返るよ。記憶力ないのよ。とほほ。

    あとね、国籍も生まれた環境も全然違う人たちと仕事してると、自分が常識だと思っていることが、相手にとっては非常識だったり、相手の思考回路、思考方法が日本人のそれとは全然違ったり、以心伝心はそもそも存在しなかったり、ということが多いので(これ、外人だけじゃなくて、海外に住んでる日本人にも結構いるね。既に常識が日本人を逸脱してる人、笑)、自然と、自分の思い・考えを相手にちゃんと伝える努力をするようになったのと、しかも、誰もがちゃんと同じように理解してもらえるような見せ方、表現の仕方を考えるようになったのかもです。誤解をできるだけ減らすように。

    誰もが分かる例を使うとかね。今日も会議中に、『船頭多くして船山に登る』的場面があったので、会議中にしこしこ、ボートに人が乗ってて、船頭2人が違う方向向いてるのをノートに絵にして、こっそり同僚に見せてました。同僚はロシア人だけど、一瞥で意味を汲み取ってくれました。あは。

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  7. あやちゃん、元気してるかなぁと思ってたけど、週末は山ごもりしてたんだねー!!素晴らしい写真ありがとう。
    チームワーク、どこの職場も多かれ少なかれ同じ状況あると思う。私、そうだったよ、笑 (でも国連が一番働かない人の割合多いかも・・・爆)
    また近々遊びましょー 気分転換にテニスとか?!ナム氏、教えてくれるかなぁ~

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  8. >くーにちゃーん

    元気?そろそろ母上が帰られた頃かな~、と思っていたよ。元気?しえなちゃんも元気?ますます大きくなったに違いない!会いたし!

    そうなんだよね、どこ行っても、たぶん一緒なんだよね。それなら、少なくとも今の職場は、「ここじゃないと、絶対にできないこと」ができる場所であり、「ちゃんと活用すれば、どこよりも大きなインパクトを出せて、意義のある仕事をできる」可能性のある場所なので、もうちっと頑張ってみようと思います。よく某先生が「どんな状況でも仕事をすることが重要!」って言ってたのが、今、身につまされます(笑)。

    ところで、テニス、やりたい!でも、しえなちゃんはどうする?夫氏、見ててくれそう?(笑)  まだ、ママと離れると泣いちゃうでしょう?背負ってテニスとか!(笑)

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  9. あやちゃん、なぜかここでメッセージ交換。笑

    うん、WHOでしかだせないインパクトあるよね!みんな同じ目標に向かってそれぞれの持ち味を出し合って結果をだしていくのだろうね。でも頑張りすぎないでね。ストレスためると女子の身体によくないわよー

    母帰国し、さみしー!母のありがたさといったら。。くぅぅぅ。会いたし!会いたし!
    てなわけで(どんなわけ?)、テニスしませう。Sさんの家のところにテニス場があるとのことなので誘ってみましょー!夫氏もテニスやる気満々。で、シエナ氏も連れてかわるがわるみながらやるよー。しまいにはおぶってやるかなー。

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  10. 「汲んでくれ」とか「以心伝心」は通用しないよ、って、ちょうど出張の最後に、上司にすごく言われたところだったので、すごく共感しながらコメント読んだわ。
    言葉にするって、ほんと大事よね。
    努力すれば、今より良くなるかも!?がんばろー。

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  11. >Kuniちゃん

    おっけー、テニスしませう。例えば今週末とか?OKだったら、S氏に聞いてみます。別途メールするね!

    >翠

    うんうん、努力しないで文句ばかり垂れるのではなく、文句垂れながらも(ここ重要!笑)改善の努力をして、努力した上で「こりゃだめだ」と思ったら、次に行く、というステップが重要かとおもいます。お互い、より良い環境のためにがんばろー。

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