前回の泥棒話ですが、これには続きがありまして。
月曜の朝、早速大家さんにドアノブ代えてもらって、オフィスに言って同僚に話したら、みんなに指摘されました。
「数週間前に現れたというセキュリティー会社がとても怪しい」と。
なんでも、ちょいちょいある話らしく。セキュリティー会社と契約したにも関わらずお金を払わない人に対して「ほら、アラームないと危ないよ、金払いなさい」と支払いを即すために、自分たち(或いは同じグループの仲間)が泥棒に入る振りするのだと。そもそも、ドア壊して物を盗むのは大して難しいことではなく、それを、敢えて何も盗まず、ドアだけ少し壊して帰ったあたりが、ますます怪しいと。
確かに・・・(汗)。そう、今思えば、セキュリティー会社の兄ちゃんが私の家のドアをたたいたのが、私がオフィスから戻った瞬間だったんだよね。で、あまりにタイミングよすぎたので「ん?私の行動、どこかで見てたの?」ってびびったんだった。でも、なにせ兄ちゃんがすごくハンサムだったもんで、だまされた・・・(苦笑)。
しかも契約したあと、兄ちゃんが帰る時に「このステッカー貼っといたら、少なくとも泥棒も盗みに入ろうとするのを躊躇うから」と、ドアにステッカー貼って帰ってくれたんだけれど、ステッカー貼ってあるの、我が家だけなのに、うちのフロアでうちだけがドア壊されてるって、どういうことよ。
もう、考えれば考えるほど怪しく。そういうグループは、女性の一人暮らし(特に外国人、特に日本人、たぶん)を狙ってて、行動パターンもすべて把握しているのだと。だから、「だんながいる、と男を出して、契約破棄しろ」とみなさんに勧められまして。
で、今日はNamさんに日本から、そのセキュリティー会社に国際電話してもらって、交渉してもらった。そしたら「もう、設置する用のアラーム機器を全部買ってしまったから、1000フラン(10万円くらい)は払ってもらわない」と困ると。
って、そんなにかかるわけない!先週お店で見たアラーム、数千円だったもん。
Namももちろん引き下がらず、すべてのインボイス(何を購入して、何がいくらだったのか、というレシート)を全部送るように要求。さらに我が家の保険やら家探しを手伝ってもらった不動産屋さんに相談したら、ちゃんと保険契約したときに、こういうネゴシエーションが起こった時のための法律家に対する保険にもちゃんと入ってるから、心配するな、と色々アドバイスくれました。
でも、なんとなく、このままセキュリティー会社の兄ちゃん、消える気がする(希望)。実はもう警察にも言っちゃったし。
あ~、すぐ騙されちゃう馬鹿な日本人やっちゃったよ~(先輩のコメント、笑)イケメン兄ちゃんの営業はいけないよ。でも良い勉強になりました。男は顔じゃない・・・・、あ、違った。向こうから来る営業は、絶対聞き入れるな。買い物は向こうが買い手を選ぶんじゃなくて、こっちが売り手を選ぶ(って同僚に言われたアドバイス)。今週は毎日、留守でも電気とともに、ラジオかテレビつけっ放しでオフィスへ行く慎重ぶりです。週末には自分でアラーム買いに行きます。
それにしても、最後に・・・。
こっちの警察、昼休みがあるんですけど。しかも12時から14時。長いんですけど・・・。緊急事態だったらどうするんじゃい!みなさまもお気をつけください。