2009年9月30日水曜日

ダルエスサラームからペンバへ。

翌朝6時にキリマンジャロ空港に戻り、無事ダルエスサラームまでのチケットを購入。

小さなキリマンジャロ空港では、昨日税関の兄ちゃんだった人たちが、チェックインカウンターも、搭乗口でのチェックも全てやるんですが、その兄ちゃんたちが「間違えてキリマンジャロに降り立った小さな日本人」として最後まで覚えていて、やっとダルエスサラームに飛び立つときには「Bye bye Aya!」とお別れされました(苦笑)。っつうか、あんた、税関で「ここはダルエスサラームじゃない」って教えてよ!と言いつつも、まぁ最終的には間違えた自分の責任だから、仕方ないね。


ところでチケット購入するときのこと。
以前ザンビアに行ったときにも経験したことですが、ここタンザニアでも中国人の印象が極めて悪い。そして、彼らに日本人と中国人の違いは分かりません。
チケット販売オフィスに入ると「全席満席で、今日は無理だよ」といわれ「いやいや、そりゃ困る。どうしても今日ダルエスサラームに着いて、14時のペンバ行きの飛行機に乗らなくちゃいかんのだ!頼む!」と答えると、「Chinese?」「Japaneseだよ」「じゃあ、席ある。大丈夫。」なんだそれ(苦笑)。
ザンビアじゃ、中国人に見えるだけで身の危険すら感じた程。頼むよ、中国人。
日本人、アフリカにて汚名(?)撤回するためにも、プレゼンス高めて、頑張らなくちゃあかんなーと思います。


なにはともあれ、こんな小さなPrecision Air(はじめて聞いたよ)で7時半にキリマンジャロを出発し、8時半には無事ダルエスサラーム到着。



で、前夜予約を取ってあったHoliday Innは、キャンセルしなかったから、どうせ1泊分お金を取られます。じゃ、12時チェックアウトぎりぎりまで、部屋を使い権利はあるでしょ、ということで、空港から直接ホテルへ直行。9時から12時までの3時間、ホットシャワーで疲れを流し、思う存分朝食ブッフェを食べ、1時間ふかふかベッドで仮眠を取る、と超貧乏根性で有効活用させていただきました。Holiday Inn、値段が値段だけに、サービスもよく、スタッフも皆フレンドリーで、あたくし大満足でした。

そして、再びダルエスサラーム空港の、今度は国内線専用ターミナルへ。これが、さらに小さく、田舎の列車駅のよう(苦笑)。チェックインもぎりぎりにすればよく、そのチェックインがまた、紙に名前を書いて終わり。座席番号もちろんなし。そして、ザ・12人乗り(苦笑)。プロペラ機です。まるで、お笑いの罰ゲームのような飛行機でしたが、窓からの素晴らしい眺めに恐怖も吹っ飛びます。あとはパイロットの腕を信じるのみ。ただし1時間の間に、途中ザンジバルの本島にも寄ってPembaへ行く、つまりアップダウンが激しいので、車酔いする人にはお勧めしないかも。







こうして、無事ペンバ入りを果たしました。

2009年9月27日日曜日

思いがけずキリマンジャロ?!

ただいまザンジバル(ペンバ島)に到着。長旅でした。。。。

当初の予定は、朝6:55のフライトでジュネーブ発アムステルダム経由ダルエスサラーム、ダルエスサラームで1泊して、翌日ダルエスサラームからザンジバル経由ペンバ行きの飛行機、でした。

そのアムステルダム発ダルエスサラーム行き飛行機が、途中でキリマンジャロ空港に降り立つなんて、しらなんだ私。当然「到着早まったんだ~」と喜んで、飛行機が降りたつや否や、他の乗客と一緒に飛行機を下り(だって、みんな下りてたんだも~ん)、税関の通り、荷物が流れてくるのを待てども待てども、荷物が来ない・・・。

しばらく待って「おいおい、初日から荷物紛失の洗礼かよ~」とBuggage Claimへ行ってチケット見せると、担当兄ちゃんが「おーのー・・・ここはキリマンジャロ空港であって、ダルエスサラーム空港は次の駅だよ」と。「・・・・・へ?」

その間に、窓の外には、いまにも飛び立つべくグイーーーンと大きな音を上げてモーター回転させている我が飛行機が・・・。

「兄ちゃん、お願い!止めて!今走って飛び乗るから!!!」
「無理だよ、もー。Too late。」

呆然


今思えば、確かに一緒に下りた乗客みんな、いかにも登山します的な、Expeditionとか書いたキャンプ道具とかいっぱい持ってたわ・・・キリマンジャロ登山者だったのね。

しかし、その後優しい兄ちゃんは、「君が今すべきことは、あれとこれとこれ!」と、外に待ってるタクシー運ちゃんたちを呼んで、安くて安心で近場で、なおかつちゃんとタオルと石鹸はあるゲストハウス(なにせ、荷物がない)をみんなで相談して、値段も交渉して、さらに、「明日、一番最初のダルエスサラームへのフライトは7時半だから、6時に空港に来て、チケットを買え」と的確なアドバイスをくれました。

で、本当だったら、同僚(タンザニア経験者)がジュネーブから国際電話かけて予約とってくれた高級ホテル(私にとっては)に泊まって、これからのペンバ1ヶ月生活前に向けて、ゆっくり寝る、という予定が、キリマンジャロの麓の小さな小さな格安ゲストハウスに泊まるはめとまりなした。なはは。




お部屋は、学生調査・旅行時代にあちらこちらで泊まっていたゲストハウスたちと、まさに瓜二つ。でも安いし、清潔だし、タオルも石鹸もトイレットペーパーもついているし、蚊帳も張ってあるし。唯一の問題は、せっかくお湯が出る蛇口がついていても、5分起きに停電になるもんで、もちろんお湯は出ず。ひさびさの水シャワー(キリマンジャロ麓は、結構寒い)、かつてのタイ生活を思い出して、足元から少しずつ上に向かって水を浴びていく、と若干寒さを凌げる(タイ時代は、なおかつシャワー浴びる前にジョギングして、汗だくになっておく)、という技を使いながら、結構Exciteしている自分がいました。やっぱ、これだよね~、みたいな(笑)。蝋燭の灯だけで眠るのも、悪くない。

そんなわけで、紛失したのは荷物ではなく、搭乗者のわたし、なキリマンジャロの夜でした。

2009年9月19日土曜日

ワクチンとマラリア

出張予定がコロコロかわっていた昨今ですが、やっと確定。来週土曜より旅立ちます。

ザンジバル(タンザニア)のお隣にあるペンバという島に1ヶ月ほど篭ります。

そこには、うちの部局のDirectorが設立した熱帯病の研究所がありまして、そこでみっちり感染病関連の訓練を受け、調査部隊として動きます。"On the job training"というやつです。

Director曰く、彼の感染症対策のキャリアは30年前にまさにペンバの地で始まった、とのこと。イタリア人医師の彼は、まだ若かりし頃、ボランティアとしてペンバへ行き、そこで初めて熱帯感染症対策に取り組むことになったのです。そんな場所に大後輩である私を送れることにお喜びの様子です。さて、30年後のわたしはどこにいることやら。学べることはなんでも学んでやるべく、頑張っちきます。

ちなみに我がボス含め周りのみんな曰く、ザンジバルは世界で最も美しい島だそう。みんなから相当にうらやましがられております。わくわく。

で、これまであちらこちらに飛んでいた割りに、ちゃんとワクチンとか受けたこと無かった悪い子なあたしですが、今回はちゃんとタンザニアに必要なワクチンを3つまとめて受けてきました。すなわち、黄熱病、破傷風・ポリオ、A/B型肝炎(A/B肝は11月の別の出張用)。



マラリアは、予防薬を一応もらったので、これを飲むか否か相当に迷ったのですが、色んな先輩方に相談した結果、ペンバ滞在経験者たちの意見を一番に尊重し(ペンバのマラリア伝播率は相当に下がっているとのことで)、飲まないことにしました。

というのも、今回WHOから処方されたメフロキン(MEFLOQUINE)、3割あまりの人に副作用が起こり、その副作用がまたタミフルよろしく、精神的なところに来、鬱状態に陥ったり、毎晩悪夢を見るとのこと、特に女性の多くは毎晩レイプされる悪夢を見る、とのことが報告されているのです。こわいよー。ちなみに処方してくれた先生は「万一朝起きて、人を殺したい衝動に襲われたら、薬を変えるから飲むの辞めて♪」って...(汗)。衝動駆られたら、もう遅くねー?!

ちゃんと効果的な対処薬ももらったし、殺虫薬つき蚊帳も虫除けもたくさんもらったし、滞在先はマラリア専門家がたくさんいる研究所だし、あとは自己防衛に励みます。

ちなみに、個人的にマラリア以上に心配な『デング』はタンザニアはいないので、安心。

さて、準備を始めるか。

2009年9月18日金曜日

バドミントン部 & もやし続報

同僚が我が機関のバドミントン部に所属していて、ジュネーブの男子バドミントントップ10に入っている、との事実を知り、元バドミントン部(高校までは水泳部、高校がバド部だったの)としちゃ、黙っちゃおられません。

ということで、本日は仕事帰りに、バドミントン部の練習に飛び入り参加してきました。

ラッキーなことに、オフィスからも近く、そして我が家のご近所に体育館があるので、とっても楽ちんでし。


思えば高校入学当時。完全なる初心者として、なんとなく入った我が某女子高バド部。でもバド部員のほとんどは、バド経験者で、バシバシ打ってる。私は、ラケットの持ち方すら分からん。いやー、いじめられたねー。本気じゃないけど、いや、半分本気だったか?(笑)でも負けず嫌いの私、なにくそーっと、毎日毎日懲りずに練習続けて(もちろん、みんなも先生もみっちり教えてくれたわー)、いつしかバド大好きっこになり、受験期の3年生になっても、毎日毎日練習に参加して、夏合宿にまで参加してたんだ(普通は、3年生は参加しない)。懐かしい(泣)。

そして、いっときますけど、いまやかなりビシバシ打ちます。

数年ぶりにラケットを握り、2時間フルにみんなと試合をしまくって、最高に楽しかった!

そして、1時間後の今、既に体中筋肉痛です・・・。明日、オフィスにいけるのか、あたし。

我が人生にバド部再来!


★★★★★


ところで、もやしの種から芽が出てきたぞー。もう少しだ!頑張れ君たち!

2009年9月16日水曜日

もやし日記

先日、もやしの種を買ってみた。

なぜなら、日本じゃただも同然のもやしが、こっちじゃ高いこと、高いこと。

日本にいるときは、安すぎて別に食べたいとも思わなかったのに、高くて買えないと思うと妙に食べたくなるもやし。

なんか色々もやし的なものの種が混ざっているらしい。




育て方がそもそも正しいのか疑問も残りつつ、水をやってみます。

オフィスから戻って成長具合を覗くのが非常に楽しみ。

うまく育ったら、道でもやし屋をやろうと、友達と画策中。

2009年9月14日月曜日

Mission Complete in London

帰宅しました。旅の後は、必ず体が塩分を欲するので、決まって味噌汁をひたすら飲む。今も味噌汁をすすりながら。


里帰りの先はロンドンでした。学部時代を含め、5年ほど住んだかの地。





里帰りの目的は、3つ。

① 古い友たちと久々の再会、② 勝手知ったる街でお買い物(普段履いている靴の底には穴が開き、前はがま口のように口が開き、崩壊寸前のため、同じ靴を購入したい。そこまで履くな、わたし。)、③ 知り合いのやっている美容院へ(自分で前髪ぱっつり切ったら、大変なことになってしまったため。ジュネーブの美容院は高額かつ低レベルなため。).


突然の訪問に関わらず、学部時代の仲間たちがあちらこちらから集まってくれ

AIT時代のクラスメートでLeedに留学中の友にいたっては、ラマダン(イスラム教徒の断食期)中にも関わらず、バスで片道5時間の道のりを遥遥会いにきてくれて

多くの友は、卒業以来の再会だったのですが、新婚ほやほやさんだったり、妊娠して大きなお腹を抱えていたり、美しい坊ちゃんが生まれていたり、みんな嬉しい変化に富んでいました。ハネムーン真っ最中で会えなかった友がいたこと、ロンドンの外にいる友達にも会えなかったのは残念だったけど、卒業以来何年たっても、再会すると学部時代の自分たちにぐーんと戻る感覚、貴重です。



ついでに、懐かしの大学キャンパスにも行ってみたり。かつて長いことアルバイトしていた沖縄料理屋さん『やんばる』へも行ってみたり(洋風レストランになってたわー)。思い出をなぞる旅でもありました。ちゃんと髪の毛もきれいにしていただきました。靴も買いました。


ちなみに今回泊まった宿は、ドミトリーオンリーのゲストハウスだったのですが、安いし清潔で、Luton Airportへの直通バスがすぐそばに止まるし、何よりも、私がロンドンで一番最後に住んでいた通りの目の前。毎日のように通った道やスーパーマーケットの目の前で、懐かしく快適でした。お勧めです。1800年代にできた建物で、かつては小児科病院だったり、大戦中は看護婦さんの寮だったりしたのを、ゲストハウスとして改築したらしいです。

Palmer Lodge
40 College Crescent
Swiss Cottage
London NW3 5LB



ただ唯一の問題といえば・・・女性専用ドミトリーに泊まったのですが、「女がここまでするかーっ」とちゃぶ台ひっくり返すほどに、みなさま激しくいびきをかいていらっしゃる・・・(泣)。受付で買った耳栓が神様のようでした。


時間刻みでアポの入った、なかなかに忙しく、ひたすら歩き(走り)まくった3日間ではありましたが、とっても楽しかったわ~。次はいつ帰ってこようかな。

2009年9月9日水曜日

『絶対無二の一球』と里帰り。

うおー、目まぐるしく忙しい1日であった。目がシバシバする。

先日、友人ブログのコメント欄上で「いかに、松岡修三はすごい人間か」という話で盛り上がり(まだ、松岡話をひっぱるか、私、笑)、松岡修三の座右の銘である『この一球は絶対無二の一球なり』を思い出し、私の座右の銘にもしよう、と思ったところ。

今日は朝から『この一球は絶対無二の一球なり』的気合で仕事をしていたら、思いもせぬところで(ちょっとだけど)評価され、予期せぬ仕事が振ってきた。どこで誰が見てるか分かりません。なんでも真剣にやってみるもんだ(笑)。

仕事は増えるけど、人のためにも自分のためになることなので、松岡修三に感謝しよう。


                    ★★★★★


ところで明後日(木)はジュネーブ断食祭という、ジュネーブ独自のホリデー。で、金曜日ももう1日お休みいただき、ちょっくら里帰りすることにしました。里といっても、我が第2の里。第1の里に帰るのの100倍わくわくしています。

あと1日、『絶対無二の一球』で頑張るぞ~。

2009年9月7日月曜日

Hike on the Salève

朝からお天気の良かった今日は、約束どおり山に登ってきました。

ジュネーブの端っこ、フランスとの国境に沿って立つ、標高1400メートルの崖の山 "La Salève"へ。市内バスでジュネーブの中心部からわずか15分あまり。



ジュネーブ周辺に住む山好きたちが毎週集っては、あちらこちらの山に登っているとのこと。そこに参加してみました。国籍も性別も年齢も様々な人たちが、時にわいわい、時に黙々と登ります。

最初はうじゃうじゃ



いつしかスピードに差が出て



それでも助け合い



頂上から見渡せるジュネーブ市内は圧巻





お弁当食べて下山すること5時間。久々のトレッキングのせいか、足は棒のようだけれど、その疲れも心地よく、達成感に溢れて帰宅しました。

は~~~。今日はよく眠れそうだ。
唯一の不安は明日、いや明後日の筋肉痛だす!

2009年9月6日日曜日

息つく週末

今週も、息つく暇もなく時間が飛ぶように過ぎ去った。
心と体のリセットのためにも、週に一度は朝アラームをセットしなくて良い日が必要なわたし。本日は『息つく』安息日としました。

アラームかけなくても、割りと早く起きてしまうのだけれど、強制的に起きるのと自然に起きるのに、大きな違いあり。


朝から掃除機をかけ、トイレを磨き、台所を磨き。

我が家の生き物たちをベランダに移動して(スーパーのセールで、不思議な生き物が増えました)光合成させ。



下の子は、一緒に買い物に行った友達がレジで「これ、食べれる?」と聞いたら「もちろん」との答えが返ってきて、その瞬間私もこの子を抱えてレジに並びました。とうがらし、パックで買うと高い上に、全部使い切る前に腐る。これだと、欲しいときに収穫できる。そして激安。素晴らしい。



下のお花たちは、先週末おともだちがくれた子たち。水変えするたびに生き返り、早1週間。恐るべし切花の生きる力。花瓶がないので、ワインの空き瓶ともらいもののグラスで。






そしてひたすら読書。


そしてジョギング30分。マンションから徒歩3分の距離に新しいスーパーがオープンしている、という嬉しい発見あり。

明日は晴れたら山に行くのだ~。

2009年9月5日土曜日

32

になりました。隠さず暴露。

こちらに来てから、年齢を聞かれるたびに「今年32になる」って言っていたので、もうとっくに32な気がしていたけれど、実はまだ31だったんだ、とむしろ昨日気づいた。

「30超えると、誕生日は嬉しくない」という人が結構いるけれど、私は全然嬉しいんですけど(笑)。というのも、見た目が幼いせいか、行動が幼いせいか? 年齢相応に見られないことが多く、特にこちらでは、そもそもアジア人は若く見られるので、ますますお子様扱いされるのが、くやしい。

特に仕事の場では、これは全く嬉しくないわけです。しかも、こっちに来たら、部局で最年少な私。いつまでたっても「ジュニア」なイメージ。履歴書見てない隣の部局の先生から「大学出たてのインターンかと思ったよ」とまで言われた日には、がびーん(泣)。男だったら、老けて見えるように、あえて無精ひげでも生やすところです。

早く大人になりたい(違う)。


で、昨日同僚たちが、新しくできた日本食レストラン『匠』で寿司ランチをご馳走してくれました。お料理は美味しかったけれど、レストランのスタッフがひたすら日本人じゃなく(同僚言うところの"Fake Japanese (偽者日本人)"。全員に出身地を聞く同僚。チーフウェイターらしき方はなんとベトナム人、笑)、ちょっぴり残念。

夜は別の同僚とタイ料理『Sam Lor』へ。こちらはソムタムとグリーンカレーが、うまい!スタッフさんもReal Thaiでした。

同僚からもらったプレゼント。なんでも、このフィギュアが私に似てるらしい・・・笑



みなさま、ありがとー。
来年の『33』の報告までに、色々面白いことできるよう頑張ります。